なんちゃって理事長

自称B理事長は、すごい速さで攻勢に出ました。

「理事長」を名乗ってしまった限り、

怖いものなどありません。

「理事長のBだ!」と電話口で名乗れば、

その口調と、流暢さで、誰もが騙されました。

しかも、論点をすり替えていますので、

もともと関心のない組合員など、イチコロだったようです。

組合員勢力

いったいB氏がいきなり理事長を名乗って総会招集かけるなど、

逸脱も甚だしい行為ですが、まったくお構いなしです。

このことについては、組合員の皆様の賢明な判断を仰ぐしかありません。

誰でも総会が招集できるのならば、管理組合の運営は不可能です。

当然B氏も、こんな道理が通らないのは理解した上のことでしょう。

そして、

ほぼ同時期、

新たにK氏を主とした組合員連名での、

損害賠償請求事件と称する文書がA理事長に届きました。

B理事長の登場

B氏より、請求のあった臨時総会は、

A理事長が法律に則り、招集した結果、

すべての議案が否決されましたが、

総会開催請求

突然B氏より、臨時総会招集の請求が、A理事長に対しなされました。

内容は、

オートロック更新工事の実施

前管理会社の排除

新しい管理会社の選定

新しい役員の選任

等々でした。

本当か、嘘か、わかりませんが、

組合員の1/5以上の同意を得ているとのことでした。

銀行対応

仮処分の決定を受け、

銀行口座凍結解除へと動き出した管理組合(A理事長)ですが、

当の銀行が凍結を解除しません。

理由を確認すると、

判決確定ではないから、とのことでした。

ちょうどこのころからコロナ感染が拡大し、

裁判のスケジュールも先延ばしになっており、

遅々として進まない状況が続きました。

勝手工事

もともとマンションのオートロックシステムは古く、

大規模修繕工事終了後の検討課題でした。

ところが、

2020年末、突然「オートロックシステム更新」のお知らせが、

パナソニックテクノサービスから配布されたとの知らせを受けました。

A理事長他、再び大変驚きました。

組合内部の紛争が原因で、

日常のメンテナンス費用さえ支払えていないこの状況で、

そんな大掛かりな工事費用も支払えません。

慌てて、施工予定会社(パナソニックテクノサービス)に連絡を入れ、

管理組合(A理事長)として、そのような発注は行っていない旨、申し入れました。

施工予定会社(パナソニックテクノサービス)は、

以前(K氏?B氏?)から話を頂いていた件で、施工時期が今になったとの説明がありましたが、

現状を詳細に説明したところ、工事中止となりました。

闊歩

現地マンションを、

K氏、B氏、M氏が我が物顔で闊歩します。

投資型分譲マンションのため、

居住者はほとんどが賃借人で、

事態を正確に把握していた人はほぼいないでしょう。

そんな中、

「我々が新しい理事長である」

「ついては、今後のサービス充実のため、契約書を拝見する」

との触れ込みで、契約書の写しをとり、

不動産会社(専有部分の管理会社)情報を収集します。

組合員名簿を入手できなかったため、

このような方法で、各戸を訪問していました。

低迷

一枚岩であったはずの理事会が分裂してしまってからは、

K氏、B氏のやりたい放題でした。

あろうことか、

決別した役員M氏は、K氏、B氏と共に、

現地マンションの改善(改悪)作業に加担する始末です。

勝手に管理事務所のインターネット回線を解約したり、

管理組合で加入している火災保険代理店に出向いたり、

まるで、新役員気取りです。

そもそも、

管理組合の正規の役員は誰か?といったことが問題になってしまった今、

M氏の行動は、新たに別の問題を発生させてしまいました。

崩壊

このようにして、

B氏の戦略どおりです。

決別

ここに至るまでは、

役員一致団結して、B氏、K氏に対処してきましたが、

弁護士費用を個人的に負担するとなると、話が変わってきました。

今までも、

管理組合のために時間と労力を割いているのに、

さらに、

返却されるかどうかわからない費用を負担しなければならないのか。

そういう心境です。

理事会内で意見が割れました。

そして、数名が決別しました。