組合員勢力

いったいB氏がいきなり理事長を名乗って総会招集かけるなど、

逸脱も甚だしい行為ですが、まったくお構いなしです。

このことについては、組合員の皆様の賢明な判断を仰ぐしかありません。

誰でも総会が招集できるのならば、管理組合の運営は不可能です。

当然B氏も、こんな道理が通らないのは理解した上のことでしょう。

そして、

ほぼ同時期、

新たにK氏を主とした組合員連名での、

損害賠償請求事件と称する文書がA理事長に届きました。

B理事長の登場

B氏より、請求のあった臨時総会は、

A理事長が法律に則り、招集した結果、

すべての議案が否決されましたが、

膠着

B氏より請求のあった臨時総会は否決されましたが、

コロナ感染拡大もあり、

その後、裁判の判決が出るまでの間、

A理事長として、できることは限られていました。

仮処分に基づき、何度も管理事務所の鍵を取り替えたものの、

K氏、B氏側の再取替工事に遭い、

A理事長の承認を得ずに実施した鍵業者を追求しましたが、

確実な証拠を得るまでには至らず、

何度か攻防を繰り返したのち、

B氏が管理事務所の鍵穴に接着剤を投入した件についても、

刑事事件とするには、今一歩足りませんでした。

臨時総会請求②

A理事長は、

とにかく、法律に則って、臨時総会の招集を行いました。

ここで紛争発生時のように、

1/5同意者の真偽を確認している間に、

法律で定める招集期限が過ぎてしまうからです。

事情を詳細に説明、仮処分の決定通知書も添付、

手続きに従い、臨時総会を招集、B氏議案はすべて否決されました。

総会開催請求

突然B氏より、臨時総会招集の請求が、A理事長に対しなされました。

内容は、

オートロック更新工事の実施

前管理会社の排除

新しい管理会社の選定

新しい役員の選任

等々でした。

本当か、嘘か、わかりませんが、

組合員の1/5以上の同意を得ているとのことでした。

銀行対応

仮処分の決定を受け、

銀行口座凍結解除へと動き出した管理組合(A理事長)ですが、

当の銀行が凍結を解除しません。

理由を確認すると、

判決確定ではないから、とのことでした。

ちょうどこのころからコロナ感染が拡大し、

裁判のスケジュールも先延ばしになっており、

遅々として進まない状況が続きました。

勝手工事

もともとマンションのオートロックシステムは古く、

大規模修繕工事終了後の検討課題でした。

ところが、

2020年末、突然「オートロックシステム更新」のお知らせが、

パナソニックテクノサービスから配布されたとの知らせを受けました。

A理事長他、再び大変驚きました。

組合内部の紛争が原因で、

日常のメンテナンス費用さえ支払えていないこの状況で、

そんな大掛かりな工事費用も支払えません。

慌てて、施工予定会社(パナソニックテクノサービス)に連絡を入れ、

管理組合(A理事長)として、そのような発注は行っていない旨、申し入れました。

施工予定会社(パナソニックテクノサービス)は、

以前(K氏?B氏?)から話を頂いていた件で、施工時期が今になったとの説明がありましたが、

現状を詳細に説明したところ、工事中止となりました。

応酬

管理事務所のカギを交換した翌日、

また、カギが交換されていたのです。

A理事長含め、関係者全員驚きを隠せませんでした。

この後、同じことが3回繰り返されました。

その度に、何度も証拠をつかもうとするのですが、

相手は本当に手慣れたもので、決して尻尾を出しません。

最後には、B氏本人が、鍵穴に接着剤を投入し、使えなくする始末です。

この勝負、ここで一旦中断となりました。

仮処分②

管理組合としては、

仮処分決定を受け、A理事長を代表とした現地復旧行動に出ます。

まず、止まっていたゴミ収集の復活(民間業者へ委託)。

次に、現地管理事務所のカギ変更(過去にK氏側に変更されていました)。

さらに、現地各種貼紙の撤去等々。

A理事長含め、安堵の声があがりました。

が、、、

仮処分

2020年夏、仮処分決定が出ました。

K氏、B氏は理事、役員ではない、と。

組合員の皆様に、取り急ぎお知らせし、

現地の確保に動きました。

同時に、銀行へも同内容を弁護士より通知し、

早期凍結解除を要請しました。