損害賠償請求事件???

最近登場したS氏を筆頭に、

大層なタイトルをつけた文書が届きました。

内容は、

マンションの積立型火災保険契約を中途更改した際に、

積立部分の入金が確認できないのは横領である、というものです。

確かに、5年契約の火災保険契約を、

保険料改定の影響を先延ばしするために、

何度か中途更改しましたが、

積立部分はそのまま積立型として中途更改しており、

直近では、運用の成果も見込めないことから、

積立部分を保険料に充当して更新しています。

記録を見ればわかる話です。

ただの言いがかりとしか思えません。

なんちゃって理事長

自称B理事長は、すごい速さで攻勢に出ました。

「理事長」を名乗ってしまった限り、

怖いものなどありません。

「理事長のBだ!」と電話口で名乗れば、

その口調と、流暢さで、誰もが騙されました。

しかも、論点をすり替えていますので、

もともと関心のない組合員など、イチコロだったようです。

組合員勢力②

その文書の差出人として、

K氏を筆頭に、S氏、前出のM氏等、

数名の名前が記載されていました。

あたかも、A理事長の不正を暴く有志団といった体です。

B氏のロビー活動の成果かもしれません。

今までの経緯を何も知らない組合員なら、

長年理事長を勤めているA氏に不正疑惑がある、と聞けば、

当然、真偽を確かめようとすることでしょう。

組合員勢力

いったいB氏がいきなり理事長を名乗って総会招集かけるなど、

逸脱も甚だしい行為ですが、まったくお構いなしです。

このことについては、組合員の皆様の賢明な判断を仰ぐしかありません。

誰でも総会が招集できるのならば、管理組合の運営は不可能です。

当然B氏も、こんな道理が通らないのは理解した上のことでしょう。

そして、

ほぼ同時期、

新たにK氏を主とした組合員連名での、

損害賠償請求事件と称する文書がA理事長に届きました。

B理事長の登場

B氏より、請求のあった臨時総会は、

A理事長が法律に則り、招集した結果、

すべての議案が否決されましたが、

膠着

B氏より請求のあった臨時総会は否決されましたが、

コロナ感染拡大もあり、

その後、裁判の判決が出るまでの間、

A理事長として、できることは限られていました。

仮処分に基づき、何度も管理事務所の鍵を取り替えたものの、

K氏、B氏側の再取替工事に遭い、

A理事長の承認を得ずに実施した鍵業者を追求しましたが、

確実な証拠を得るまでには至らず、

何度か攻防を繰り返したのち、

B氏が管理事務所の鍵穴に接着剤を投入した件についても、

刑事事件とするには、今一歩足りませんでした。

臨時総会請求②

A理事長は、

とにかく、法律に則って、臨時総会の招集を行いました。

ここで紛争発生時のように、

1/5同意者の真偽を確認している間に、

法律で定める招集期限が過ぎてしまうからです。

事情を詳細に説明、仮処分の決定通知書も添付、

手続きに従い、臨時総会を招集、B氏議案はすべて否決されました。

総会開催請求

突然B氏より、臨時総会招集の請求が、A理事長に対しなされました。

内容は、

オートロック更新工事の実施

前管理会社の排除

新しい管理会社の選定

新しい役員の選任

等々でした。

本当か、嘘か、わかりませんが、

組合員の1/5以上の同意を得ているとのことでした。

銀行対応

仮処分の決定を受け、

銀行口座凍結解除へと動き出した管理組合(A理事長)ですが、

当の銀行が凍結を解除しません。

理由を確認すると、

判決確定ではないから、とのことでした。

ちょうどこのころからコロナ感染が拡大し、

裁判のスケジュールも先延ばしになっており、

遅々として進まない状況が続きました。

勝手工事

もともとマンションのオートロックシステムは古く、

大規模修繕工事終了後の検討課題でした。

ところが、

2020年末、突然「オートロックシステム更新」のお知らせが、

パナソニックテクノサービスから配布されたとの知らせを受けました。

A理事長他、再び大変驚きました。

組合内部の紛争が原因で、

日常のメンテナンス費用さえ支払えていないこの状況で、

そんな大掛かりな工事費用も支払えません。

慌てて、施工予定会社(パナソニックテクノサービス)に連絡を入れ、

管理組合(A理事長)として、そのような発注は行っていない旨、申し入れました。

施工予定会社(パナソニックテクノサービス)は、

以前(K氏?B氏?)から話を頂いていた件で、施工時期が今になったとの説明がありましたが、

現状を詳細に説明したところ、工事中止となりました。