銀行対応

仮処分の決定を受け、

銀行口座凍結解除へと動き出した管理組合(A理事長)ですが、

当の銀行が凍結を解除しません。

理由を確認すると、

判決確定ではないから、とのことでした。

ちょうどこのころからコロナ感染が拡大し、

裁判のスケジュールも先延ばしになっており、

遅々として進まない状況が続きました。

勝手工事

もともとマンションのオートロックシステムは古く、

大規模修繕工事終了後の検討課題でした。

ところが、

2020年末、突然「オートロックシステム更新」のお知らせが、

パナソニックテクノサービスから配布されたとの知らせを受けました。

A理事長他、再び大変驚きました。

組合内部の紛争が原因で、

日常のメンテナンス費用さえ支払えていないこの状況で、

そんな大掛かりな工事費用も支払えません。

慌てて、施工予定会社(パナソニックテクノサービス)に連絡を入れ、

管理組合(A理事長)として、そのような発注は行っていない旨、申し入れました。

施工予定会社(パナソニックテクノサービス)は、

以前(K氏?B氏?)から話を頂いていた件で、施工時期が今になったとの説明がありましたが、

現状を詳細に説明したところ、工事中止となりました。

応酬

管理事務所のカギを交換した翌日、

また、カギが交換されていたのです。

A理事長含め、関係者全員驚きを隠せませんでした。

この後、同じことが3回繰り返されました。

その度に、何度も証拠をつかもうとするのですが、

相手は本当に手慣れたもので、決して尻尾を出しません。

最後には、B氏本人が、鍵穴に接着剤を投入し、使えなくする始末です。

この勝負、ここで一旦中断となりました。

仮処分②

管理組合としては、

仮処分決定を受け、A理事長を代表とした現地復旧行動に出ます。

まず、止まっていたゴミ収集の復活(民間業者へ委託)。

次に、現地管理事務所のカギ変更(過去にK氏側に変更されていました)。

さらに、現地各種貼紙の撤去等々。

A理事長含め、安堵の声があがりました。

が、、、

仮処分

2020年夏、仮処分決定が出ました。

K氏、B氏は理事、役員ではない、と。

組合員の皆様に、取り急ぎお知らせし、

現地の確保に動きました。

同時に、銀行へも同内容を弁護士より通知し、

早期凍結解除を要請しました。

弁護士解任?

A氏が理事長なのか。

K氏が理事長なのか。

B氏は役員なのか。

それぞれの地位を確定するための訴訟を提起しました。

M氏を除く、A氏他の理事で弁護士費用を捻出し、

K氏側も弁護士を立ててきました。

お互い弁護士を立てているので、ある程度、解決の方向へ向くかと思われましたが、

しばらくして、K氏側の弁護士が辞任しました。

法廷には、K氏とB氏が直接出向いてくるようになりました。

闊歩

現地マンションを、

K氏、B氏、M氏が我が物顔で闊歩します。

投資型分譲マンションのため、

居住者はほとんどが賃借人で、

事態を正確に把握していた人はほぼいないでしょう。

そんな中、

「我々が新しい理事長である」

「ついては、今後のサービス充実のため、契約書を拝見する」

との触れ込みで、契約書の写しをとり、

不動産会社(専有部分の管理会社)情報を収集します。

組合員名簿を入手できなかったため、

このような方法で、各戸を訪問していました。

訴訟

K氏、B氏は、本当に正規の役員なのか、

ここを解決しないことには、管理組合が成り立ちません。

K氏が理事長を名乗ったことで、

管理組合銀行口座は凍結され、

エレベーター点検を行おうとすれば、現地でB氏に妨害され、

管理員は、B氏やK氏にどっちの役員につくのか問い詰められ、

お金の支払もないことから、もともとのメンテナンス業者(管理員も)は、ほぼ去っていきました。

そして、

K氏が契約したと主張するメンテナンス業者が現地を押さえたのです。

この異常事態を放置すれば、管理組合もマンション自体も、完全に崩壊するでしょう。

何はともあれ、管理組合として正常な状態に戻さなければなりません。

K氏が理事長なのか、A氏が理事長なのか。

それが第一優先事項でした。

低迷

一枚岩であったはずの理事会が分裂してしまってからは、

K氏、B氏のやりたい放題でした。

あろうことか、

決別した役員M氏は、K氏、B氏と共に、

現地マンションの改善(改悪)作業に加担する始末です。

勝手に管理事務所のインターネット回線を解約したり、

管理組合で加入している火災保険代理店に出向いたり、

まるで、新役員気取りです。

そもそも、

管理組合の正規の役員は誰か?といったことが問題になってしまった今、

M氏の行動は、新たに別の問題を発生させてしまいました。

崩壊

このようにして、

B氏の戦略どおりです。