銀行口座凍結解除

判決に基づく理事長による総会招集、そして、総会成立。

これをもって、正常な管理組合運営に戻すべく、

銀行口座凍結解除に向けて、理事会は動き出しました。

ところが、銀行担当者の対応が遅く、いつまで経っても手続きが進みません。

議案書を提出しろだの、委任状を見せろだの、

様々な書類の提出を求めるばかりで、その先に進まないのです。

あまりに遅々としているため、

役員の方が銀行に出向いて、その理由を問いただしました。

すると、

B氏が執拗に凍結解除をしないよう、銀行に電話攻勢をかけていました。

曰く、

万一、凍結解除した場合、同じ組合員として、銀行に対し断固とした対応をとる、と。

臨時総会(成立)

久々の総会のため、

数年度にわたる決算となり、

未払金額も相当な額となっていました。

管理費等の未収金額についても、

銀行口座が凍結されているため、

督促もできず、わかっている範囲での報告(ほどんどが未収)となりました。

総会そのものは、定足数を満たしていたため成立しました。

これで、やっとひと段落…と、皆が思っていました。

臨時総会

入場した者だけが出席、

入場の際には、発言に関する誓約書を提出、

会場の議事はすべて録音、録画、

理事長代理の弁護士も出席、

当初、出席したK氏は、

開会宣言前にに退室して、欠席扱いとなりました。

役員方以外には、

若手の不動産会社社長、

野次馬的関心で参加した個人投資家、

といった顔ぶれでした。

事前準備②

会場にも気を使いました。

予約者本人以外に部屋の鍵を渡さなないよう念押しし、

総会開催の2時間前に会場入りしました。

入口をロックして、設営していたところ、

開催1時間前に、

K氏が電話をしながらやってきました。

「開いてないで」

事前準備

紛争により、上程しなければならない議案はたくさんあるのですが、

とにかく、総会成立を優先し、

最低限必要な決算報告と役員承認、予算承認だけとしました。

さらに、

いつものマンションエントランスだと、

会場を確保し、出入口には受付員を配備、

総会開催準備

A理事長は、近日中に総会を開催することとし、

成立を目指すべく、準備に着手しました。

凍結されている管理組合口座も、

総会決議を要すると条件提示されていますので、

半数以上の議決権行使を得て、成立させなければなりません。

今回、改革有志の議決権が行使されることは、

総会成立に向けた大きな第一歩となることでしょう。

理事会②

A理事長を筆頭に、

役員、管理会社が出席した理事会には、

改革有志数名も参加しました。

なぜかM氏は、体調不良で参加しませんでした。

そこで、

管理組合紛争の現在までに経緯と、

黒幕B氏の行動について、

様々な記録と資料をもとに説明しました。

そもそもB氏が黒幕ということ自体を知らなかった方、

S氏から不正疑惑のことだけを聞いていた方など、

やはり、一方通行だったのだなあ、との感想を得た次第です。

理事会

A管理会社からの報告を受け、

A理事長は、売却方針を何とか持ちこたえました。

なんとしても、総会を成立させる、この一点に集中することとしました。

そのためには、

真実を理解してもらえたであろう、

改革有志の方々と、改めて、会談する必要があります。

早速、A管理会社に、会合の調整(理事会)を依頼しました。

転機

再度、同じメンバーでの会合に出席したA管理会社は、

保険会社からの資料も示し、

過去の入出金経緯、

保険契約の内容等、すべて開示して説明しました。

このときの説明と、

S氏の対応を見て、

改革有志の数名は、理解してくれたのでしょう。

「よくわかりました」

との言葉を残し、退席していきました。

再会合

S氏のいう、「不正疑惑」とは何か。

本当に、世の中、言ったもん勝ちですね。

疑惑でもなんでもなく、

己の調査不足、理解不足を棚に上げて、

いきなり正義の味方面でやってこられたらたまりません。

A管理会社は、

過去の火災保険契約中途更改に至る経緯を一覧表にし、

改めて、会合に出席しました。